第11回みえチェンソー技術競技大会を開催しました

令和7年10月5日(日)、多気郡多気町のVISON(ヴィソン)内のKiond(キオンド)芝生広場において、第11回目となる「みえチェンソー技術競技大会」が同実行委員会主催により開催され、県内の6事業体から14名の現場技術者が参加しました。

 この大会は、他産業に比べ労働災害が多い林業現場におけるチェーンソーの安全で正確な作業技術の向上を図ること、他事業体の技術者との交流促進と、一般の方への林業のPRを図ることを目的に開催しています。

 競技は「丸太合わせ輪切り」「枝払い」「簡易伐倒」の三種目で行われ、三種目の合計得点で順位を決定します。

 時間の速さと仕上がりの正確さはもちろん加点対象ですが、チェーンソーの不安全な使用方法、安全防具の適切な装着など、安全面に関するペナルティポイントを減算したものが各競技の得点となります。

 「丸太合わせ輪切り」競技は上方向、下方向から切り込みを入れ始め、同じ厚みになるように円板を切り出します。切り出した円板の段差が低いほど高得点となります。

 「枝払い」競技は幹に差し込まれた人工の丸枝20本を切断します。切断スピード、枝の切り残し、幹への傷等が得点に反映されます。

 「簡易伐倒」競技は合板に固定された丸太を、定められた伐倒目標に向けて受け口、追い口を作ります。伐倒目標へのずれが小さいほど高得点となります。

 当日は、小雨の降るあいにくの天候でしたが、参加した選手は上位入賞を狙ってスピードと作業の正確さ、安全な動作を競い合いました。

 この大会を通じて現場技術者の安全意識の向上と、安全で正確な作業技術の習熟につながることを期待しています。

 最後に例年開催にご協力頂いております関係者様、協賛頂いた企業・団体様、そして競技に参加された参加者様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

コメント

コメントする

目次